生地は進化しています。ユーザのリクエストにこたえられるように日々研究開発がされています。
例えば、「伸びが良くて着やすいスーツが欲しい」という声はずっとユーザに求められている要素のひとつですが、伸びの良い生地は柔らかくていろいろな体型の人に合わせやすいので既製品ではよく採用されています。ところが、生地が柔らかすぎてすぐにつぶれてしまうというデメリットがあり、オーダーメイドには不向きとされてきました。そこで、オーダーメイド向けに、表に貼るジャージの織り方を工夫して生地の伸び率をあげ、そこそこの強度をもったスポンジでも柔軟性を表現できる生地が開発されたりしています。
また、保温性を高めるための高機能素材も次々に開発されています。
久しぶりにスーツを新調される場合は、ぜひ新しい情報を仕入れてみるのもいいと思います。